コロナ禍、大丈夫ですか?住宅購入

新型コロナウィルスの影響により飲食業、交通機関等の売上げが大きく落ち込む一方、新築一戸建て住宅の販売が好調です。

 

在宅勤務の普及で自宅で過ごす時間が増え、仕事用の部屋や子どもたちが遊びやすいリビングの確保が購入の理由のようです。

 

理由はごもっともですが、コロナ第3波のさなか、マイホーム購入の注意点を取り上げます。

 

 

マイホームは生涯最大の買い物、ローンが組めるからといってスマホやテレビを買うように安易に考えてはいけません。

 

家計の三大要素であります「収入」「支出」「貯蓄」がコロナ禍でどうなっているかみていきましょう。

 

 

ボーナスカット

12月2日中国新聞で「広島県内ボーナス6.4%減 冬の家計に影」という記事がありました。減少率は2009年のリーマンショック時に次ぐ過去2番目とのことです。

 

ボーナスだけではありません。2020年6月以降、世帯主の収入は前年と比べて減っています。

 

パート・アルバイトといった非正規雇用者は3月以降100万人以上職を失っており、家計にとって打撃です。コロナで大幅に売上が減った飲食業などの影響が大きいでしょう。

 

 

国の給付金は家計の収入にはプラスですがあくまで一時的なもので、収入のベースはサラリーマン世帯では給料、コロナ禍で企業の業績・経営環境が不安定のなか上述のボーナスカット等収入が減る状況は当面考えておいた方がいいでしょう。

 

 

 

巣ごもり消費

支出は、増えたものと減ったものが2分されています。増えているのは、食料やゲーム、パソコンなどの巣ごもり消費。外食、旅行やレジャーなど外出型は大幅に減っています。

 

 

支出全体では、2019年10月から支出が減少傾向でしたが、コロナが本格化した4,5月は大きく落ち込みその後も前年と比べてマイナスが続いています。

 

 

支出は家計によってクセが出る項目で、十人十色、10世帯あれば10世帯とも違います。

もし巣ごもりで支出が増えた方は、コロナ禍で収入が不安定のなか、要注意です。

 

 

貯蓄は大事

貯蓄はいうまでもなく、収入から支出を引いた額、収入―支出=貯蓄です。

 

「子育てでいっぱいいっぱいで貯蓄どころでは」「貯蓄は大事だとわかっているけど・・・」

「住宅ローンは頭金がなくでも全額借りれるし」

 

いろんな声が聞こえますが、多くの点で貯蓄は大事です!

 

収入はコロナ禍増やすことは難しいので、支出の見直しをしながら毎月少額からでも始めてください。

 

 

コロナのワクチンが完成し来年には景気は回復するという声もありますが、マイホーム購入しローンを払い終えるまで約30年という長い期間を要します。

 

完済までの家計のシミュレーション(ライフプランニング)をおこない、最大の買い物マイホームというお金の不安、解消しませんか?